昨日、とんでもない翡翠の彫刻を見てきました。
台湾から来日中の至宝「翠玉白菜」です!
(画像は国立故宮博物院のサイトからお借りしました)
大きさは、最近よく見かける「ベビー白菜」「小玉白菜」ぐらい。
厚みは5cmぐらいだったかな。
ちょっと石に詳しい方ならお察しの通り
石の質といい研磨と彫刻の技術といい、 もうありえないレベル!
白い部分の透明感とグリーン部分の色ツヤ&グラデーションが
それはそれは素晴らしい(うっとり♡)
他にも翡翠なら「松鶴翠玉挿屏」がピカイチでした。
A5サイズぐらいの翡翠の板に彫刻が施されています。
ここまで緑部分が多いのはスゴいです。
他にもネフライトを使った彫刻なども展示されており、
とっても目の保養になりました♪
◎
よく混同されるのですが、
翡翠(ジェイダイト)とネフライトは、まったく違う鉱物です。
【ジェイダイト(Jadeite):ヒスイ輝石】
縄文時代の日本でも産出されていた。
「翠玉白菜」「松鶴翠玉挿屏」はジェイダイトで作られています。
【ネフライト(Nephrite):透閃石】
ジェイダイトより硬度が低く、 古代より工芸品に利用されていた。
ネフライトは、それはそれで美しい石なのに
翡翠の代用品みたいな扱いになってるのが現状... (悲しいなぁ)
土産物屋さん等で「ヒスイ」として売ってるのは
まず十中八九、ネフライトです。(安いブレスなんかも同じ)
本当に翡翠(ジェイダイト)だったら、 その値段で売るのは無理ですから(^^;;
解ってて買う分にはいいんですけどね。
中には色 や彫刻が素敵なものもあったりしますし。
◎
「翠玉白菜」の実家(?)本家、台湾の国立故宮博物院もお勧めです。
石好きさんは、まず3Fの玉のコーナーへ直行!
清代の皇帝のアクセサリーに痺れまっせー。(ありえない世界が広がりますw)