水晶にはじまり水晶におわる

Friday, January 25, 2019



日本の鉱物界の重鎮
掘秀道先生が年明けに永眠されました。

直接お話ししたことはありませんが
駆け出しの頃、そして独立して
海外へ買い付けにいくようになってからも
先生の本で勉強させてもらったり、
楽しませてもらったり、励ましてもらったり、
たくさんお世話になりました。


        + +

先生はたくさんの著書を残されていますが、
店主のお気に入りはエッセイ集の
「宮沢賢治はなぜ石が好きになったのか」です。

新宿のミネラルショーが初めて開催された
30年前のエピソードを読んだら
めちゃめちゃ胸熱になりましたよ。
日本のショーはヨーロッパのショーと
似てると思っていたら、そういうことだったのかと!

他にも文学や美術、歴史や地政など、
あらゆる角度から語られる鉱物のお話が
先生の豊かな教養と軽やかな文章で綴られていて
読んでてとても楽しいのです。


「水晶に始まり、水晶に終わる」
も初心者のころ、先生の本で知ったことばです。

20年たった今、やっと意味するところが解ってきたのか
やたら水晶が多い(笑)自分のコレクションを眺めるたび、
色々と考えてしまうのでした。


        + +

掘先生が日本の鉱物界に残した貢献は数知れず。
先生のご尽力がなければ、ミネラルショーを始め
今のような多様な鉱物の楽しみ方は出来なかったかもしれません。

心からの感謝と共に、ご冥福をお祈りいたします。



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